ケニア・キベラA-GOALリーグのリーダー2名が初来日し、都内の教育・スポーツ現場を視察
一般社団法人A-GOAL(所在地:東京都豊島区、代表理事:岸卓巨)は、運営する「キベラA-GOALリーグ」(2025年は「KIKKOMAN presents キベラA-GOALリーグ」として実施)のチェアマンであるラシッド・ケネス氏、および副チェアマンのコリンズ・ワソンガ氏を日本へ招聘いたしました。
両氏は2026年2月24日から4日間にわたり滞在し、「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)カンファレンス2026」にてスポーツ庁長官感謝状を授与されたほか、都内の教育機関、プロスポーツクラブ、駐日ケニア大使館などを精力的に訪問。スポーツを通じた日本とアフリカの共創を深めるツアーを終え、無事にケニア・ナイロビへと帰国しました。
■ 来日の背景
今回の来日は、「スポーツ庁長官感謝状」の受賞内定を受けたことから2026年1月中旬に急遽決定しました。「KIKKOMAN presents キベラA-GOAL 2025」の活動 が評価されたことを受けA-GOALでは長年現場を共に支えてきた二人を招聘。準備期間わずか1ヶ月、さらにナイロビ空港でのストライキや中東情勢によるフライト欠航の合間を縫うという、まさに「奇跡的」なタイミングでの実現となりました。
■ スポーツ・フォー・トゥモロー カンファレンス2026での受賞
2月24日、空港到着から直行で授賞式へ出席。キベラスラムにおけるスポーツを通じた社会貢献活動が評価され、スポーツ庁長官より感謝状が授与されました。 代表の岸は、受賞団体としてのプレゼンテーションにて「今回の受賞は、日頃支援してくださる皆様、そして現地で活動を共に歩むケンとコリンズの努力の賜物。これからも、スポーツを通して子どもたちが「心の豊かさ」と「将来の選択肢」を持てる社会を築いていきます」と、感謝を述べました。



■ 都内の教育・スポーツ文化を巡る視察
滞在期間中、両氏は日本のスポーツ文化と教育現場を多角的に視察しました。
◯小学校訪問(教育現場視察・子どもたちとの交流)
学校全体での温かい歓迎に、コリンズ氏は「ケニアの私立学校以上の環境だ」と驚きつつ、児童が自ら準備や片付けをテキパキと こなす姿に感銘を受けていました。スワヒリ語での交流や共に囲んだ給食を通じ、双方にとって忘れられない交流の時間となりました。





◯ユースサッカーリーグについてのディスカッション
日本でのユースサッカーリーグの先駆的な取り組みである「DUOリーグ」を立ち上げ、チェアマンとしてユースサッカーリーグの普及に貢献された中塚義実氏(元筑波大学附属高校教諭)とディスカッションの機会を持ちました。ケニアと日本で子どもたちを取り巻く環境は異なりますが、サッカーを通して子どもたちの健全育成を実現しようという根底の想いは共通します。改めてリーグ戦の意義を感じる機会になりました。
◯アスリート育成の現場(FC東京U-15深川視察)
「FC東京U-15深川」の練習を見学し、完備された施設に感銘を受けるとともに、将来的な「交換留学」など、サッカーを通じた日本とアフリカの架け橋となる展望について考える機会になりました。また、サッカー文化創造拠点「blue-ing!」では、日本サッカーの歴史や展示を前に、サッカー指導者である二人の興奮している姿は印象的でした。


◯シニアサッカー視察
シニアサッカーチームの練習視察を行いました。60歳以上のシニアの皆さんが、元気にボールを追いかける姿に「こんなシニアをケニアで見つけることはできない」と驚きを隠せない様子でした。
グラウンド横にはテニスコートもあり、地域住民がスポーツを楽しんでいる様子を見て、「生涯スポーツ」の意義を感じる機会になりました。

■ 駐日ケニア大使館への表敬訪問
26日午前中には、モイ・レモシラ駐日ケニア大使を訪問し、受賞の報告を行いました。レモシラ大使は、ご子息がタンザニアのサッカー大会に出場経験があり、スポーツを通じた人間形成や国際交流の重要性に深く共感されました。また政府・大使館・自治体・民間企業との連携や、今後の展開について具体的かつ建設的な助言をいただき、ケンとコリンズにとっても、日本とケニアがしっかりと繋がっていることを実感できる大きな意味を持つ訪問となりました。


■ 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)訪問
A-GOAL代表の岸が勤め、SFTの運営委員でもある日本アンチ・ドーピング機構(JADA)を訪問しました。同じスポーツを支える仲間として、教育部の皆さんと活動内容や日本での印象などについて意見交換を行いました。
■ 共創セッションと交流パーティー
27日には、「SFTCアフリカ分科会主催 アフリカ共創セッション」と「ケン&コリンズ来日記念 交流パーティー」を開催し、多くの関係者・サポーターと深い交流を行いました。
◯アフリカ共創セッション
「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)アフリカ分科会」の主催にてセッションを実施。「キベラA-GOALリーグ」の現状と未来構想を共有し、ケンとコリンズからは自身の生い立ちや、犯罪防止等に向けたスポーツの日常的な重要性が語られました。また、地域に根ざした活動を実践されている以下の方々より事例発表いただき、ケニアと日本の知見を学び合いました。
・クリアソン新宿 長谷川 陽大様
・渋谷区スポーツ協会 久保田 淳様
・一般社団法人スポーツビジネススタートアップ企業支援機構 遠藤 利文様


◯交流パーティー
30名を超えるサポーターや関係者が集まりました。今回が人生初のフライトだったコリンズ氏は、「新しい経験を通して世界を広げることができた。今度は皆さんがケニアに来たとき、私たちが案内したい」と再会を誓いました。


ケン・ラシッド氏(キベラA-GOALリーグ チェアマン) コメント
「今回の滞在を成功に導いてくださった皆様、Sport for TomorrowおよびA-GOALのメンバー・関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
私たちは「ともに歩む」ことによって多くのことを実現することができます。
A-GOALはまだ立ち上げ5年の団体ですが、今こうして日本に立ち、ここまで歩んでくることができたことを、私たちは当然のこととは思っていません。ケニアと日本の間に友情の橋を架けようと、ともに努力してきた証です。
これからも、この旅路を、さらに強く、さらに深く、ともに歩んでいけることを心から願っています。
皆様の幸せを願っています。本当にありがとうございました。」
岸卓巨氏(一般社団法人A-GOAL代表)コメント
「この度のスポーツ庁長官感謝状受賞、そしてケン・コリンズの日本招聘にあたり、多大なるご協力をいただきましたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。A-GOALは、5年前のコロナ禍における緊急食糧支援プロジェクトとしてスタートしました。当時は、現在のような活動へと広がっていくことも、ましてやケニアのメンバーを日本に招く日が来ることも、正直なところ想像していませんでした。
こうして一歩一歩歩みを重ね、今回のような機会を実現できたのは、日頃からA-GOALを支えてくださっているプロジェクトメンバー、サポーター、関係者の皆様のお力があってこそです。改めて深く感謝申し上げます。
A-GOALが目指しているのは、日本からアフリカへの一方的な支援ではありません。互いに学び合い、支え合い、ともに未来を創っていく関係です。今回の滞在を通して、その想いを多くの方々と共有できたのではないかと思っています。
これからもA-GOALは、日本とアフリカをつなぐ架け橋として、スポーツを通じた持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
【来日メンバー プロフィール】
🇰🇪 Rashidi Kenneth(ラシッド・ケネス)
キベラA-GOALリーグ チェアマン / サッカーコーチ
ケニア第3の都市ナクル出身。低所得層の家庭に生まれながら、サッカーを通じて進学の機会を掴み、プロ選手として活躍。自身の経験から「サッカーで夢を追える環境を」と、コリンズと共にコミュニティスクール「Agape Hope for Kibera」を設立。現在はケニア警察女子サッカーチームのコーチも務め、女性アスリートの育成にも尽力している。
🇰🇪 Collins Wasonga(コリンズ・ワソンガ)
キベラA-GOALリーグ 副チェアマン / Agape Hope for Kibera 代表
かつて銃撃戦により仲間を亡くした過酷な経験から、「スラムの環境を教育から変える」という強い決意を持ち、コミュニティスクールを設立。スラムツアーの実施を通じて現地の生活を広く発信するなど、地元住民の生活向上を図っている。コロナ禍の緊急食糧支援からA-GOALと連携し、現在はケンと共にリーグ運営を担う。
【A-GOALについて】
A-GOALは、2020年5月に新型コロナウィルスの影響により失業者が急増する中で、アフリカ各地の地域スポーツクラブと連携し、緊急食料配布を行うために設立されました。2021年7月までに地域のニーズをよく知るケニア・マラウイ・ナイジェリアなどの地域サッカークラブなどと連携し、合計11カ国で1万人以上の住民に食料の提供などを行いました。現在は、「日本とアフリカをスポーツで繋げ、持続可能な社会を築く」を理念に、主にケニアでのユースサッカーリーグの運営とマラウイでの現地サッカークラブと連携した農業支援や食堂の運営、日本各地でのアフリカイベントの開催などを行っています。
商号 一般社団法人A-GOAL
代表 岸 卓巨
所在地 〒170-0005東京都豊島区南大塚2-13-3
活動国 ケニア、ナイジェリア、マラウイ、ウガンダ、南スーダン、
ボツワナ、ザンビア、カメルーン、エチオピア、セネガル、日本
公式サイト https://a-goal.org/
【本件の問合せ先】
一般社団法人A-GOAL(担当:岸・鈴木)
電話:070-2644-6234
メールアドレス:support@a-goal.org
