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地域サッカークラブを「ハブ」としたコロナ対策支援

2020年5月16日、「A-GOALプロジェクト(Africa GlObal Assist for Local club)」が、約20名によって立ち上がった。それから、1ヵ月。このプロジェクトに共感し、多くの人々が運営に参加するようになった。現在、プロジェクトメンバーは約70名。寄付者も50名を超えている。

プロジェクトのキックオフから1週間でケニアでの「地域サッカークラブ」をハブにした食糧支援・感染症予防支援は開始され、既に155世帯(798名)に2週間分の食糧(米・ウガリ粉(ケニアの主食)・砂糖・塩・油など)と石けんなどの感染症予防の支援が行われた。

しかし、現地では感染者数が日を追うごとに増えており、6月19日現在で感染者数は275,327名。死亡者数は7,395名(Africa CDCによる発表)。毎日10,000人近くの新規感染者が発表されている。

手遅れになる前に、救える生活・救える命に手を差し伸べたい。

地域サッカークラブのネットワークを生かす

これは、元々ケニアで青年海外協力隊員としてスポーツを通した国際協力を行っていた岸卓巨(たくみ)が、スポーツやアフリカに関係のある人たちに声をかけて始まったプロジェクトです。

日本国内で寄付を募り、それを現地に送金。現地ではプロジェクトパートナーである地域サッカークラブが生活に必要な食料や石けんなどを購入し、貧困層に配布します。

プロジェクトの特徴は、サッカークラブなどの地域スポーツクラブをハブとして、地域の貧しい層にアスセスするところ。

地域住民自らが運営し、これまでもスポーツ指導以外に地域の課題を解決するための活動を行っていたスポーツクラブは、選手やその家庭、学校、地域のNGOなど幅広いネットワークを持っています。

また地域の状況も詳しく知っています。地域スポーツクラブと協力することにより、より貧しい人に本当に必要なものを届けることができます。

見捨てられたカワングワレスラムの住民

カワングワレはナイロビの西部に位置する低所得者層が多く住む地域です。3平方kmの中に30万人以上が住むといわれ、多くの住民が1日1ドル以下の暮らしをしています。カワングワレスラムの住民の半分以上は、近隣のラビントン地区やカレン地区といった高級住宅地域で働いていました。職は家政婦や警備員、クリーニングといった高所得者層を支える仕事。平均月収は5000〜1万ケニアシリング(約5000〜1万円)と少なかったですが、なんとか家族を食べさることができていました。

そんな中、世界的コロナ危機が発生。

ケニアでは3月、自粛要請が発表され、4月上旬にはナイロビ首都圏全体で都市封鎖(ロックダウン)が実施されました。これにより高所得者層は家に閉じこもると同時に、家や地域への人の出入りを制限するため雇っていた人たちを解雇。

70%以上のカワングワレ住民が仕事を失ったといわれています。

失業することは、ダイレクトに食べ物がなくなることを意味します。

コロナの影響で仕事を失い、安心して眠る住まいもなく、明日の食事を心配する毎日。カワングワレの住民は今、人として保証されるべき最低限の生活もままなりません。

政府からの支援も本当に苦しむ人のところに届いていません。

結果、末端で貧困にあえいでいる人にまで支援が届いていない現状です。

スポーツクラブの信頼とネットワークを支援につなげる

本プロジェクトでは、本当に支援が必要なところにリーチするため、現地のスポーツクラブと協力します。

最初のプロジェクトパートナーはカワングワレ地区で活動するメインストリーム・スポーツ・アカデミー(MSA)です。

MSAは約150人の子どもたちにサッカーを指導するサッカークラブで、ケニアの最高峰サッカーリーグ、ケニア・プレミア・リーグの元選手、カディリ・カルガロさんがコーチ兼代表を務めています。

MSAの強みは、長年築き上げてきたコミュニティーとの信頼関係です。

MSAは2009年の設立当初より、子どもたちへのサッカー指導だけでなく、地域の清掃活動や、子どもたちの就学支援、サッカー大会の開催など、コミュニティー活動に力を入れてきました。

これにより、カワングワレスラムの治安は改善し、多くの子どもたちが教育を受ける機会を得ました。

そんなMSAに対して住民、学校、その他NGO、地方行政機関からの信頼はとても厚いものとなっています。

ネットワークの広さも強みのひとつです。

長年のコミュニティー活動により、MSAは子どもたちやその家族、学校など多くのステークホルダーとのつながりを持っています。

地方行政はMSAのネットワークを使って10代の若者を集め、ドラッグや犯罪を防止する啓蒙イベントを開催するほどです。

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