「スポーツの力」を実践する

スポーツでは腹はふくれない。
スポーツでは稼げない。
スポーツでは人を救うことができない。

本当にそう思いますか?

私たちはそう思いません。

スポーツにはさまざまな力があると信じています。

つなげる力
集める力
自立する力
未来を切り開く力

私たちはこのスポーツの力を使って、持続可能な社会の実現を目指します。

フィールドは、「アフリカ」と「日本


はじまりはケニア、ナイロビ

「感染症では死なないと思うけど、飢餓で死ぬかもしれない」

A-GOALプロジェクト発起人で、もともとJICA海外協力隊としてケニアで活動していた岸卓巨(きしたくみ)は2020年4月、ケニアの友人、カディリ・カルガロ氏から助けを求められました。

ケニアは当時、新型コロナ蔓延を防ぐため大規模なロックダウンが実施されており、多くのケニア人が生活に困っていたのです。

ナイロビのカワングワレスラムでサッカークラブを運営するカディリ氏からの自分自身、家族そして地域住民の状況を心配しての連絡でした。

岸はこのSOSを聞いて、ひとつのアイディアを思いつきます。

「スポーツクラブというネットワークを使って食糧支援をしてはどうか?」

こう考えた岸は、アフリカやスポーツに関係のある友人に声をかけ、A-GOALプロジェクトを発足させました。

まず取り掛かったのがカディリ氏が住むカワングワレスラムでの緊急支援。A-GOALはカディリ氏に100世帯分の食料と感染予防セットの費用、約5万円を送金しました。

カディリ氏はそのお金を使って支援物資を購入し、生活に困っている人々に配布しました。

もともと地域の清掃活動やドラッグ犯罪防止のためのワークショップ、学校に行けない子どもたちのたちへの教育機会の提供など、もともとサッカーの指導だけではない、地域課題を解決するための活動を日常的に行なっていた現地のサッカークラブだからこそ、

「誰が困っているか」「どのようにしたら支援を届けられるか」を知っています。食べるものがなく困っていたおばあさんは、涙を流しながら食料を受け取ったそうです。

スポーツを通じてコミュニティとつながり、コロナに苦しむ人々を救ったのです。この支援はケニアのサッカークラブだけにとどまらず、ナイジェリア・マラウイ・ウガンダなどアフリカ各国の陸上クラブ・バスケットボールクラブなどと連携し、

活動開始から1年半で、、2632世帯、12997名の手に支援物資を届けることができました。

<緊急支援についてはこちら>


スポーツの力が社会を変える

アフリカで始まったA-GOALプロジェクト。活動の原動力はスポーツの力です。

我々はスポーツの力を使ってアフリカと日本をつなぎ、持続可能な社会の実現を目指します。


つなげる力 

スポーツは世界共通の財産。

A-GOALはこれを使って、アフリカと日本をつなぐイベントを開催しています。

代表的なのが、24時間チャリティーLIVE「スポーツでアフリカとつながろう」(2020年9月実施)とアフリカ開発会議公式パートナーシップ事業として実施した「Africa Action Day」(2022年8月実施)

チャリティーLIVEでは、アフリカとスポーツにかかわる著名人が多く登壇しました。サッカー界からはケニア出身で2020年のJリーグの得点王のマイケル・オルンガ選手。陸上界からは、元マラソン選手の有森裕子さんやケニアのダグラス・ワキウリさん、そしてナイジェリアの元走り幅跳び選手、チオマ・アジュンワさんという3人のオリンピックメダリストが参加。

トークセッションを行い、アフリカの良さ、スポーツの楽しさを語りました。

神戸で教育事業を展開する合同会社「CHEZA」と協力して、「アフリカチャレンジ」も実施しています。

「アフリカは支援する相手じゃない、競う相手だ」を標榜するアフリカチャレンジでは、文字通りアフリカ人と日本人が体力テストを行い、記録を競い合います。

時にはアフリカと日本をライブでつなぎ、プランク耐久テストを競争することも。参加した子どもたちはプランク後、タブレットの画面越しにウガンダの子どもたちと健闘を称えあいました。

<Africa Challengeの様子はこちら(動画 1:46〜)>



集める力 

A-GOALの特徴はスポーツやアフリカ好きが集まっているところ。

メンバーはA-GOALのリソースを使い、さまざまなプロジェクトを立ち上げています。

村上瑠希也さんが主導するボツワナに柔道場を建てるプロジェクトもA-GOALをプラットフォームとしてすすめられています。

村上さんは元JICA協力隊員で、ボツワナで柔道を指導していました。帰国した後もボツワナに柔道をもっと普及させたい思い、A-GOALを訪ねました。

A-GOALは村上さんにボツワナでのカウンターパートを紹介。またクラウドファンディングもサポートし、目標額を超える22万円を調達しました。

村上さんはその資金を使って柔道着を購入。2021年11月にはボツワナを再訪し、現地の子どもたちに柔道着を贈呈するとともに、数々のイベントを実施しました。

村上さんは「(A-GOALと繋がって)新たな挑戦の第一歩を踏み出す事ができました」と話します。

濱野大志さんもA-GOALと繋がることにより、アフリカと関わり始めた1人です。当時学生だった濱野さんは、大学の先生の勧めでウガンダにサッカーボールを届ける計画をしていました。

しかし、濱野さん自身、アフリカに行ったことがない。コネクションもなければ、現地のために何をすればいいのかも分からない。

そんな時につながったのがA-GOALでした。濱野さんはA-GOALの紹介により、J3に所.属するY.S.C.C.横浜からサッカーボールを寄付してもらいました。またA-GOALが実施する緊急支援をウガンダでも実施。ボールだけでなく、食料や感染予防グッズも現地に届けることができました。

濱野さんはその後も現地のサッカークラブをオンラインで紹介するなど、ウガンダと日本の懸け橋となっています。

自立する力 

スポーツの力を利用した自立支援のプロジェクトも進んでいます。そのひとつがローカル食堂「ZATHU Cape Community Kitchen & Bar(ザトゥ ケープ・コミュニティキッチン&バー)」の開業です。

ケープマクレアはマラウイでも有数の観光地。しかし2020年に始まったコロナ危機により観光客が激減。苦しい生活を強いられました。

現地の人を救うためA-GOALがまず始めたのが、共同農園の運営です。野菜とその苗を作り、それをコミュニティに配ってコロナ危機を乗り越えました。

その後、観光客や食料など外のものに依存しすぎると危険だという反省のもと、現地の人々と協力してザトゥを開業したのです。

ケープマクレアはマラウイ湖のほとりにあり、魚が豊富に捕れます。また共同農園から新鮮な野菜も手に入ります。それらを使って料理を出すとともに、コミュニティの憩いの場とする。目指すは地域の人から愛される地産地消のローカル食堂です。

このザトゥの建設、運営に大活躍するのが現地のサッカークラブの若者たちです。彼らは、ボランティアで食堂の建設を手伝ってくれました。また共同農園では野菜の水やりなどに励んでいます。

将来は飲食の仕事に興味のあるクラブの選手たちをザトゥで受け入れるなどして、人材育成にも力を入れていきます。

ローカル食堂『ZATHU』



未来を切り開く力 

A-GOALは、ケニアのキベラスラムでユースサッカーリーグを開始すべく準備を進めています。

2022年10月からはトライアルリーグを開始し、50チーム以上が参加。子どもたちが9歳以下、11歳以下、13歳以下の3つのカテゴリーに分かれて、熱戦を繰り広げます。

キベラはアフリカ最大のスラム。人々は苦しい生活を余儀なくされています。将来に希望が見いだせない中、麻薬や覚せい剤、犯罪に染まっていく子どもたちも少なくありません。

そんなキベラで開催される今回のリーグ。

目的はずばり、「子どもたちの未来を変える」です。


リーグ戦を毎週末に開催することで、子どもたちを犯罪やドラッグから引き離すことができます。

また試合の前後で子どもたちにドラッグの危険性やHIV/AIDSの予防方法を教え、自己判断できる能力を養っていきます。

サッカーリーグはまた、子どもたちの未来を切り開く助けにもなります。A-GOALは高校のサッカーコーチなども招待して、サッカーリーグをリクルートの場にもする予定です。

13歳以下のカテゴリーで活躍した子は、奨学金を得てセカンダリースクールに進学することができます。キベラリーグを経験した子どもたちが将来、プロ選手になったり、ケニア代表としてプレーすることも期待できます。

現地のプロジェクトリーダーであるコリンズ・オリドさんは「サッカーリーグを通じて、子どもたちが将来に希望をもてるようにする」と意気込みます。

寄付金の使い道

A-GOALでは、上記の活動の他、アフリカ各国で「スポーツの力」を活かした活動を実施しています。

これらの活動は、マンスリーサポーターの皆様からのご寄付に支えられています。




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