Y.S.C.C.・茨城県ユニセフ協会・TAIYO International財団等と連携し、スポーツを通した国際協力のリアルを伝える!
一般社団法人A-GOALは、10月24日(日)に茨城県ユニセフ協会と連携し、「スポーツを通した国際協力」をテーマにした連続セミナー第3弾として、「スポーツを通した国際協力の現場をリアルタイムで訪れよう!」を実施します。
今回は、チャリティサッカー大会「フセイニ病院×TAIYO Cup」の様子をナイジェリア現地から生中継します。
日本側では、サッカーJ3リーグのY.S.C.C.(横浜スポーツ&カルチャークラブ)のホームゲーム終了直後の会場(ニッパツ三ツ沢競技場)から中継します。
9月には難民認定のミャンマー選手ピエリアン・アウン選手がフットサル部門に入団し「フセイニ病院×TAIYO Cup」にも用具のサポートを行うなど、「スポーツを通した国際協力」を積極的に行うY.S.C.C.の吉野次郎代表に、その想いを伺います。
また、当日セミナー前にはニッパツ三ツ沢競技場内に、「ボールで笑顔、ボールで世界平和」ブースを設け、これまでY.S.C.C.が実施してきたアフリカ支援の取り組みの紹介や、「スポーツとSDGs」に関する来場者への意識調査を実施します。
1.「スポーツを通した国際協力 連続セミナー」第3弾
A-GOALでは、2021年5月から「スポーツを通した国際協力連続セミナー」を茨城県ユニセフ協会と共催してきました。各回テーマ・対象を変えながら、様々な角度から「スポーツを通した国際協力」について考えてきました。
10月24日(日)に開催される第3弾セミナーでは、「アフリカのスポーツを通した国際協力の現場にリアルタイムで訪れよう!」というタイトルで実施します。
今回は、3回目のセミナーにして初めて、アフリカ現地からの生中継を行います。A-GOALの連携パートナーである「TAIYO Internatinal 財団」が、現地医療機関「フセイニ病院」などと協働で開催する「第1回 フセイニ病院×TAIYO Cup」の様子を現地から紹介します。
また、今回のセミナーに協力するY.S.C.C.は、連続セミナー第1弾「オンラインで!?〜アフリカとつながるUNDOKAI〜」にトップ選手やユース選手が参加した他、「第1回 フセイニ病院×TAIYO Cup」にサッカーボールの寄贈を行っています。
セミナーは、Zoomにて実施する他、一部のプログラムについては、茨城県ユニセフ協会のFacebook(https://www.facebook.com/unicef.ibaraki)からのライブ配信も予定しています。
【セミナー概要】
日時:2021年10月24日(日)15:00~16:30
15:00〜15:15 セミナーの趣旨・実施団体紹介
15:15〜15:45「フセイニ病院×TAIYO Cup」中継
15:45〜16:00 Y.S.C.C.吉野次郎代表インタビュー
16:00〜16:30 参加者との質疑応答
対象:誰でも参加可能
実施方法:zoomを使用
言語:日本語・英語
詳細・申込サイト:https://unicefnigeria.peatix.com
2.「ボールで笑顔、ボールで世界平和」ブース概要
10月24日のオンラインセミナー当日には、ニッパツ三ツ沢競技場内に「ボールで笑顔、ボールで世界平和」ブースを設け、試合開始前に来場者にY.S.C.C.が行う「スポーツを通した国際協力」の取り組みについて紹介します。
また、スポーツを通した「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献やY.S.C.C.の取り組みについて認知度を測るとともに、来場者自身にも「スポーツの力」について考えてもらうための意識調査を行います。
Y.S.C.C.では、「ボールで笑顔、ボールで世界平和」をキャッチフレーズに、サッカーを通して「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献するための活動を継続的に実施してきました。
アフリカ地域への支援に関しては、2019年に横浜で開催された「第7回アフリカ開発会議(TICAD 7)」にTAIYO株式会社と共同ブースを出展した他、2020年5月にはA-GOALへの寄附を通して、新型コロナにより生活に困窮するナイジェリアの人々への食料支援を実施しました。
https://a-goal.org/2020/08/06/nigeria/
毎年6月2日に開催される「横浜開港記念サッカー大会」では、サッカーボールを開発途上国に支援する活動を行い、2021年大会ではSDGsの17の目標にちなんで17得点につき1球のボールをアフリカの子どもたちに寄贈する企画を実施しました。
寄贈された合計23球のボールは、A-GOALを通して、ケニア・マラウイ・ナイジェリア・ウガンダ・ザンビアに届けられ、今回のセミナーで中継する「第1回 フセイニ病院×TAIYO Cup」でも、そのボールが活用されます。
3.「フセイニ病院×TAIYO Cup」にまつわるストーリー
会場は、ナイジェリア北部ジガワ州にある地域のための病院「フセイニ・カスタム・ホスピタル」。
およそ10年前、駐日ナイジェリア大使館に着任していた大使がお父さんの話しをしてくれました。首都アブジャの外務省で仕事をしていた時、ジガワ州の実家のお父さんが病気になり、手を尽くして自宅から車で数時間離れた病院に入院させることができたそうです。
遠方ながらもその地域では一番の病院に入院できて安堵していたそうです。ところが、ある日、大使の上司がお見舞いに来てくれた時、首都の病院に比べ設備の整っていないその病院を見て「君はお父さんをここに入院させたのか」と言ったそうで、大使はこの時のことを今でも覚えていると悔しそうに語ってくれました。
お父さんが病気で亡くなった後、自分の住む地域に満足な医療施設がないことを深刻に捉えた大使は、自宅の隣に病院を建て父親の名前をつけました。
大使は、自分は公務員なので病院経営はできないと、兄弟たちと信頼出来る医師たちに病院を任せました。当初はなかなか治療費が払えなかった患者たちでしたが、病気が治って働けるようになり、徐々に支払いができるようになってきたそうです。
今年、Taiyo International 財団はA-GOALプロジェクトと共同し、この病院を舞台に、地域の特に貧しい女性たちを集めて生理用品を配布しました。これは、小学生の女の子からの「生理中は学校を休む、スカートの汚れを男の子に笑われるから」という声や「生理用品があれば安心して外出できる」という女性の声を聞き、応えたものです。今回は、より健康意識を高めてもらう為に体温計の寄付を行い、病院主導の疾病予防教育に役立ててもらいます。
子ども達はみんなサッカーが大好き。
イスラム教徒が多いこの地域では、男の子たちが外に出てサッカーの練習をしている間、女の子たちは家の中でお母さんのお手伝いをしていることも多く、女の子にもっと活躍してもらうというのがこのサッカー大会の目的のひとつでもあります。
(TAIYO International財団ホームページより抜粋)
https://taiyofoundation.org/event/
4. 一般社団法人A-GOAL
新型コロナウイルス感染拡大により生活に困窮する人々が増加したことを受けて、アフリカ地域での食糧や衛生用品などの緊急支援を実施するために2020年5月に活動を開始しました。現地のニーズをよく知る地元の地域スポーツクラブと連携することにより、これまでケニア・ナイジェリア・マラウイ・ウガンダで2000世帯・10,000以上の人々に支援を届けてきました。
現在は、スポーツを通してより持続的に社会課題を解決するために現地の地域スポーツクラブやスポーツ団体と連携しながら、農業支援やジェンダー支援、ビジネスサポートなどの活動も実施しています。
▼団体概要
団体名: 一般社団法人A-GOAL
代表理事:岸卓巨
公式HP: https://a-goal.org/
▼取材申込・問い合わせ先
A-GOALプロジェクト(担当:岸、竹田、青柳)
support@13.231.209.107
070-2644-6234