明けましておめでとうございます。2023年も大変お世話になりました。
元旦に発生した能登半島地震で被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
A-GOALの活動の原点には、「東日本大震災」での経験があります。
東日本大震災の際に世界中からたくさんの支援が日本に集まりました。また、コミュニティ内外での「人の繋がり」が生活に欠かせないことを実感した方も多いかと思います。
A-GOALは「スポーツ」をツールに日本・アフリカの人々の繋がりを創出し、持続可能な社会を築いていきます。
お陰様で2023年は、ケニアのキベラスラムにて「TAKESHI SEO & JAPAN presents キベラA-GOALリーグ」を立ち上げることができました。年間を通して1400人の子どもたちにサッカーと食料を提供することができ、今年はこのリーグをより安定的に継続できる体制をつくりたいと考えています。
マラウイでは、地元サッカークラブと運営しているローカル食堂「ZATHU Cape Community Kitchen & Bar」が開業1周年を迎え、世界各国の方々にお越しいただいています。Google Mapでは4.9の評価をいただくとともに、「老若男女みんなが集う、地域だんらんと解決策共創の場」という開業の目的も体現されてきています。
日本では、秋田・仙台・東京・神戸などで「アフリカと日本を繋ぐイベント」を開催しました。特に、駐日ケニア大使館から依頼いただき運営を担った「日本-ケニア外交60周年FUN RUN」には、箱根駅伝出場ケニア人ランナーをはじめ200名以上の方に参加いただきました。
Milima haikutani lakini binadamu hukutana.
(「山と山は出会わないが、人と人とは出会えるものだ」*スワヒリ語)
まずは、新年会で皆さんにお会いできれば幸いです。
★マラウイ
ケープマクレアは、観光地であり、クリスマス・年末年始は特に国内外からの訪問客で賑わいます。
外国人のお客さんの出身国は、アフリカ・ヨーロッパ・アジア・北中南米と多様です。 日本人も、JICA海外協力隊や旅行者の方などが来店し、ZATHUの料理・飲み物や空間・時間を楽しんでくれています。
数日前は、アフリカ(マラウイ)、アジア(日本)、ヨーロッパ(ドイツ)、南米(ブラジル)出身の人々が居合わせて会話が盛り上がり、最後にみんなで記念撮影。
国内外のいろいろな人々が集うZATHUらしい一枚となりました。ローカル食堂の目的のひとつである「老若男女みんなが集う、地域団らんと解決策共創の場」が体現されていることを実感します。
「マラウイでこれだけ豊富な野菜を安く提供するお店は他に知らない」という声もしばしば聞かれます。
ぜひ2024年も多くの方に愛されるZATHUを運営していきたいと思います。
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★ケニア
9月に開幕したキベラA-GOALリーグ2023セカンドレグが12月10日に閉幕しました。
最終節が終わった後にみんなで閉会式。各カテゴリーの優勝チームと準優勝チームには、賞品としてトロフィーやメダル、練習用のコーンなどが贈呈されました。
優勝した選手たちは皆、誇らしげ。逆に優勝できなかったチームは、来年のリーグへの決意を新たにしました。
リーグの発起人であり、現地のリーグ運営のリーダーでもあるコリンズは、「最終日は子どもたちのきょうだいや親たちが見にきてくれて、皆で楽しむことができた。サッカーでコミュニティーがひとつになれてとても嬉しい」と話してくれました。
今年は参加する子どもの数が600人から1400人に増加。また新しい取り組みとして、試合後にご飯も提供しました。友達と一緒にサッカーをして、その後にご飯を食べる。そんな楽しい週末を多くの子どもたちに提供できたのではないかと思います。
来年以降もこのリーグを続け、より多くの子どもを笑顔にしたい。
そのために現在、マンスリーサポータを募集しています。皆様のご協力を、どうぞよろしくお願いします。