本プロジェクトでは、本当に支援が必要なところにリーチするため、現地のスポーツクラブと協力します。

最初のプロジェクトパートナーはカワングワレ地区で活動するメインストリーム・スポーツ・アカデミー(MSA)です。

MSAは約150人の子どもたちにサッカーを指導するサッカークラブで、ケニアの最高峰サッカーリーグ、ケニア・プレミア・リーグの元選手、カディリ・カルガロさんがコーチ兼代表を務めています。

MSAの強みは、長年築き上げてきたコミュニティーとの信頼関係です。

MSAは2009年の設立当初より、子どもたちへのサッカー指導だけでなく、地域の清掃活動や、子どもたちの就学支援、サッカー大会の開催など、コミュニティー活動に力を入れてきました。

これにより、カワングワレスラムの治安は改善し、多くの子どもたちが教育を受ける機会を得ました。

そんなMSAに対して住民、学校、その他NGO、地方行政機関からの信頼はとても厚いものとなっています。

ネットワークの広さも強みのひとつです。

長年のコミュニティー活動により、MSAは子どもたちやその家族、学校など多くのステークホルダーとのつながりを持っています。

地方行政はMSAのネットワークを使って10代の若者を集め、ドラッグや犯罪を防止する啓蒙イベントを開催するほどです。